社員ブログ

2011年07月15日

暑い夏こそ“お漬物”!?


全国的に梅雨明けし、いよいよ夏本番です。
ここ数年、熱中症という言葉をよく耳にしますが、皆さんはどんな対策をしていらっしゃるでしょうか。
今回は、熱中症をテーマにお届けしたいと思います。
熱中症とは、外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称のことで、従来は熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病(日射病)と分類されていたそうです。
それらの原因は以下のとおりで、
熱失神:直射日光の下での長時間行動や高温多湿の室内で起きる。発汗による脱水と末端血管の拡張によって、体全体の血液の循環量が減少した時に発生する。
熱痙攣:大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足した場合に発生する。
熱疲労:多量の発汗に水分、塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生する。
熱射病:視床下部の温熱中枢まで障害されたときに、体温調節機能が失われることにより生じる。
これらのことから、熱中症の原因には水分不足だけではなく、塩分の不足も大いに関係あることがわかります。
人間の体には、ほぼ0.9%の塩分を含んだ血液が循環していますが、大量の発汗がおこると、水分だけでなく塩分も失われます。
この時水だけを飲むと、血液の塩分濃度が薄まり、また、余分な水分を尿として排泄してしまうので、脱水症状となり体温が上昇して熱中症の原因になるそうです。
したがって、熱中症の予防や対策には、水分だけではなく、同時に塩分も摂取することが大事なポイントとなります。
漬物にはほどよい塩分(現在の漬物のほとんどは3%以下)と糖分、酸がバランスよく含まれています。
昔からお茶うけにお漬物(特にたくあん)が出されてきたのは、暑い夏を乗り切るための知恵だったのでしょう。
暑い夏こそ“お漬物”を食べて熱中症を吹き飛ばしましょう!