社員ブログ

2012年09月07日

目標と感動

先月末の土曜日に秋田県の大仙市に大曲の花火を見に行ってきました。この花火は
100年以上の歴史があり今回は76万人の見物客が集まったとの事です。大仙市の
人口の10倍近い人が集まるわけですから大混乱が予想されますが、混雑はありますが
不思議と混乱はありません。警察はもっぱら交通整理に携わり、場内は関係者のみで
整理、誘導がありケンカも皆無と聞いています。
そもそもこの花火は全国の花火師の技を競う花火大会ですので、1年かけて新作花火
を作り、ほんの一瞬でその成果を競う競技です。観客側もそれを知っていますので、
花火師側と観客側がみごとに融合した一大イベントとなっています。この日のために
花火師は技術を研鑽し、観客は誠意を持って見させて頂くという図式でお互いに相手を
尊重し合ってこその花火大会ですから、ケンカが起きる余地がないわけです。
大会の華は協会提供花火で、夜空一面の花火の大パノラマは感動という言葉では言い
表すことができず、自然と涙が出てきます。
振り返って、私たちの仕事も明確な目標を持って事に当たらないとモチベーションの
維持は難しくなります。2013年の8月24日を目指す花火師とそれを期待する観客
の双方のベクトルが一致し、大きな力や感動につながります。私たちも各部署の担当が
同じ目標に向かい、具体的な目的を共有できればその先には大きな感動と成果が待って
いるのではないでしょうか? また、そうしたいものです。
(S.T記)